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2015.04.03

ネット依存(1)「厚生労働省の調査」

2013年8月の厚生労働省の調査によると、
「インターネット依存の中高生は全国で推計51万8千人」に上ります。
これはさまざまなニュースでも、大きく取り上げられました。

インターネット依存(以下、ネット依存)の予備軍も含めると、
さらに数値は増える可能性があります。

ネット依存は、ネット中毒と言われることもあります。
これは長時間にわたってオンラインゲームやSNSを利用し、
実生活に支障をきたすようになっている状況をいいます。

厚生労働省の調査では、以下の8つの質問で
「はい」という回答が5つ以上ある場合に「病的な使用」と判定されています。

(1)インターネットに夢中になっていると感じるか。
(2)満足を得るために、ネットを使う時間を
  長くしていかなければならないと感じるか。
(3)使用時間を減らしたり、止めようとしたりしたが、
  うまくいかなかったことが度々あったか。
(4)ネットの使用を止めようとした時、落ち込みやイライラなどを感じるか。
(5)意図したよりも、長時間オンラインの状態でいるか。
(6)ネットのため、大切な人間関係、学校、部活のことを
  危うくしたことがあったか。
(7)熱中し過ぎていることを隠すため、家族や先生にうそをついたことがあるか。
(8)嫌な気持ちや不安、落ち込みから逃げるためにネットを使うか。

ネット依存は身近な問題であることを知り、
どのように対応すればよいか検討する必要があるのではないでしょうか。

ISEN副委員長 井上

株式会社JMC
APPLIC(一般財団法人全国地域情報化推進協会) テクニカルアドバイザー。
校務情報化や情報モラルに精通し、文部科学省や総務省の委員会や委託事業にも参画している。

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