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学校ICT 専門家・研究者のコラム

2021.02.19

教師の学びを止めない

2021年1月10日(日)、
特別名勝栗林公園商工奨励館北館ホールにおいて、
「2021年D-project香川 冬の公開研究会
With GEG Kagawa キックオフセミナー」を開催した。
D-peoject香川の開催するセミナーは、
2014年に開催した夏季セミナーから数えて8年、
今回で9回目となった。
今年のセミナーは、コロナ禍の中での開催とあって、
準備の段階から、感染症対策に念には念を入れて、
セミナーは、会場とその様子をオンラインで配信する
ハイブリッドでの開催となった。

さかのぼること1年前、2020年2月、
通算8回目となるD-project香川 冬の
公開研究会の開催直前・・・
国内でもコロナ陽性者が確認され、
市場からマスクが消え、その入手が非常に困難となった。
コアメンバーが「今度のセミナーどうする?
中止もやむなし?」協議を続けた。
最終的には、香川県内では
まだ感染者が確認されていないと言うこと、
それ以上に先生方の学びを止めてはいけない
という理由で開催することとなった。
2020年2月23日、
「2020年D-project香川 冬の公開研究会」は、
盛会のうちに終えることができた。

それから1週間も経たない2月27日、
新型コロナウイルス感染症対策本部において、
安倍総理が全国全ての小学校、中学校、
高等学校、特別支援学校について、
翌週3月2日から春休みまで臨時休業を行うよう要請・・・
学校は一斉休校となり、教育、ICT関係のセミナーや
研究会も、ほぼ中止となった。
4月に学校再開したものの、緊急事態宣言が発出され、
多くの学校が5月末まで休校となった。
3月から引き続き、教育、ICT関係のセミナーや研究会は、ほぼ中止。
市や県レベルの研究会も軒並み中止。
教職員も分散出勤となり、学校が止まってしまった感があった。
しかし、実際は止まらなかった。
オンラインでの授業や研修を始めるところが出てきた。
勤務校でも4月早々にZoomを使って現職教育(校内研)を始めた。
D-projectでも、5月16日に「今だからつながろう!
~子どもたちの学びを止めないために何をやっているか~」をテーマに、
オンラインで遠隔研究会2020春を開催した。
多くの先生方が、子どもたちの学びを止めないために、
そして教師の学びを止めないために動き始めたのだ。

そして現在、毎週のようにオンラインセミナーが開催されている。
手帳を見てみると、今年になって参加したオンラインセミナーは、
合計9本、今後も12本のセミナーに参加する予定である。
これまでは旅費や宿泊費を支払って、東京や大阪へ、
もしくは遠く離れた地方へ行かなければ
参加できなかったセミナーへの参加。
それがオンラインで参加できるのは大変ありがたい。
言うまでもなく「教育公務員は、その職責を遂行するために、
絶えず研究と修養に努めなければならない。」とある。
子どもたちの学びを止めない、
それ以上に先生方の学びを止めてはいけない。
コロナ禍だからこそ・・・さあ、明日はどのセミナーに参加しようかな?

増井先生

丸亀市立城乾小学校 教諭
D-project香川 GEG Kagawa リーダー
香川メディア教育研究会 代表
Apple Teacher
Intel Teach21 Master Teacher
Google for Education Certified Educator L1 L2
情報教育、メディア教育、社会科教育を中心に研究・実践を進めている。
今年度は校内で研究主任、校外では市小研のメディア教育部会の研究主任。
2010年のスクール・ニューディール政策の一環として、
当時の勤務校の全ての普通教室に電子黒板を整備。実践研究を進める。

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