休み時間の教室。
先生が、次の授業で使うため、 プロジェクタなどを準備しています。
先生のパソコンには授業で使うデータや、成績などの情報が入っています。
イラストの中には、情報漏えいの可能性があるもの、情報やICT機器を、
安全、便利に使えなくなってしまう可能性があるもの、合わせて8箇所の危険があります。
8箇所の赤い丸がついている場所が、危険な可能性がある場所です。
また、青い丸がついている場所は、情報セキュリティの危険があるわけではありませんが、学校でぜひ考えていただきたい部分です。
1.開いたままのパソコン…子どもが中のファイルを覗く、いたずらをしてしまう
2.挿しっぱなしのUSBメモリ…紛失する、子どもが持っていってしまう
3.机の上に置かれた書類…子どもに書類が見える、紛失する
4.カギが開いた机の引き出し…中身を子どもたちに読まれる、カギ、書類を紛失してしまう
5.書類のそばの水槽…水槽に書類が落ちてしまう
6.山になったチョークの粉…パソコンに入り込み、故障してしまう
7.長いコードでつないだプロジェクタ…子どもが転んでしまう、プロジェクタ、PCが破損してしまう
8.固定されていない電子黒板…ぶつかりけがをする、破損してしまう
■一概に「危険」とは言えないが、ぜひ考えていただきたいこと
9.子どもが休み時間に携帯電話を利用…学校における携帯の利用ルールなど、情報モラルについて考える必要がある
先生が、授業の準備に気を取られています。そんなときの「ついうっかり」や「不注意」が事故を生む可能性があります。
しまうべきものはしまう、子供たちの動きに気を配るなど、気をつける必要があります。
「大切な機密情報を守る」だけでなく、「情報を使いたいときに使えなくなってしまう」ことも避けなければなりません。
また、最近の学校では電子黒板などの、大きな機材の導入が進んでいます。情報漏えいだけでなく、子どもたちの安全など、基本的なことにも配慮する必要があります。