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2012.09.11
総務省「青少年のインターネット・リテラシー指標」公表
総務省は「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標(ILAS)」を公表しました。この調査は、青少年のインターネット・リテラシーに関する実態を調査するために行われています。
全国の高等学校1年生相当(約2,500名)に対し、アンケートと共にインターネット・リテラシーを可視化するテストが行われ、
結果がまとめられています。
主な調査結果のポイントは、以下のとおりです。
- ・青少年全体の総合平均点は100点満点換算で約67点。
- ・協力校を、所在地の人口に基づき3つに区分して、各区分に所属する青少年のリテラシーを比較・分析すると、
都市部(人口50万人以上)に所属する青少年のリテラシーが相対的に高い。 - ・青少年のリテラシーを男女別で比較・分析すると、いずれの能力でも大きな差はない。
- ・インターネット上の危険に関する学習経験の有無で比較分析すると、
学習経験がある青少年のリテラシーが相対的に高い。 - ・インターネット上の危険について家庭で話し合いをしているか否かで比較分析すると、
話し合いをしている青少年のリテラシーが相対的にやや高い。
報告書全体は、後日、情報通信政策研究所のホームページに掲載予定とのことです。
■総務省「青少年のインターネット・リテラシー指標」
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_02000092.html
●「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標」について
インターネット・リテラシーの中でも、特にインターネット上の危険・脅威への対応能力やモラルに配慮しつつ、
的確な情報を判断するために必要な能力を、3つの大分類、7つの中分類に整理し、それぞれに対応する問題を作成。
点数化することにより、各能力を可視化した。
また、指標の副題として「ILAS(Internet Literacy Assessment indicator for Students)」と名付け、
今後、OECD(経済協力開発機構)などの場において、国内外で周知を図っていく予定。