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2013.02.07
内閣府「平成24年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」調査結果(速報)を公表
内閣府は、平成21年度から毎年度実施している
「青少年のインターネット利用環境実態調査」の平成24年度調査結果速報値を
公表しました。
この調査は、満10歳から満17歳までの青少年と、その保護者を対象として行った
もので、約1900名の回答が得られています。
結果を見ると、青少年の携帯電話の所有率が高くなっています。
小学生の携帯電話所有率は27.5%と、昨年度と比較して7.2ポイント増加。
中学生の携帯電話所有率は50%を超えており、高校生は98%を超えてています。
携帯電話でインターネットを利用する青少年の、
平日1日当たりの利用時間は平均で約100分。
昨年度より約20分長くなっており、青少年による携帯電話を通じたインターネット
利用が長時間化していることがわかります。
今年度の調査結果からは、スマートフォンが急速に普及していることもわかります。
「携帯電話を持っている」と回答した青少年のうち、
小学生の1割弱がスマートフォンを所有。
中学生、高校生ではさらに多く、「携帯電話を持っている」生徒のうち、
中学生は4人に1人、高校生は2人に1人がスマートフォンを所有しています。
スマートフォンの所有率を昨年度と比較すると、中学生でおよそ5倍、
高校生はおよそ8倍に増えており、特にこの1年間で急激に増加していることが
わかります。
子どもたちを取り巻く環境も大きく変わってきていることがわかる調査結果です。
情報モラル教育・情報セキュリティ対策の在り方も、あらためて見直す必要が
ありそうです。
▼ 青少年インターネット環境の整備等に関する調査研究 - 内閣府
http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/
▼ 平成24年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)(PDF)
http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h24/net-jittai/pdf/kekka.pdf