• 2014.01.17

  

  文部科学省「2013年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」を発表

文部科学省は12月26日、「2013年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」を発表しました。
この調査は、児童生徒の体力や生活習慣を把握し、学校での指導の改善に役立てることなどを目的として、
平成20年度から行われています。

ICTを活用して、児童生徒の運動技能や体力向上への意識を高める取り組みも紹介されています。

●みる　わかる　できる～ICT機器を活用した器械運動～（大阪府太子町立山田小学校）
ビデオカメラと録画しながら再生できるハードディスクレコーダーを活用した事例を紹介。
指導者が機器操作することなく、児童は器械運動の技を行った後に、自分の取り組みを動画で確認できるよう工夫した。
自己研鑽に励もうという意欲とともに、技能の習得に役に立った。

●情報機器を活用し、自ら進んで学習する児童生徒の育成（福島県檜枝岐村立檜枝岐小中学校）
タブレット端末を活用した授業の取り組みを紹介。カメラ機能で互いの演技を撮影し、何度も繰り返し見て、
どうすればよりよい演技ができるかを考えたり、指摘し合ったりする場を設定した。
運動技能や体力向上への意識を高めるだけでなく、コミュニケーション能力の育成を図った。

●タブレット端末を活用した生徒の学び合い（新潟県新発田市立川東中学校）
タブレット端末の動画撮影機能を活用し、グループでリズム運動を行う授業を紹介。
グループで「学び合う」場面を設定することにより、コミュニケーション能力の向上を促した。
グループ全員でタブレット端末に駆け寄り、動画を確認する姿が随所で見られ、主体的な学習ができた。

取り組みに対する工夫や成果、今後の課題がまとめられています。
これからの授業でのICT利活用の参考にしてみてはいかがでしょうか。

平成25年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(文部科学省)

http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/kodomo/zencyo/1342657.htm

平成25年度 取組事例集(文部科学省)

http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/kodomo/zencyo/1342664.htm