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2014.03.14
子供の安全なインターネット利用に関する啓発活動 内閣府ほか
子供たちが日常的にインターネットを利用するようになったことで、
より一層、安心・安全な利用環境を整えることが求められています。
平成25年度 総務省の調査によれば、青少年の99%がインターネット接続機器を保有。
スマートフォン保有者は、昨年度の59%から大幅に増加し、84%となりました(参考1)。
インターネットの利用態様も大きく変化する中、内閣府では青少年が安全に安心して
インターネットを利用できる環境整備のために、保護者に対する重点的な啓発活動を実施しています。
今年1月には、子供の発達段階に応じて取り組むべき保護者の役割として、
次の3点を「保護者向け普及啓発リーフレット」にまとめています (参考2)。
(1) 適切にインターネットを利用させること。
(2) 家庭のルールを青少年と一緒に作ること。
(3) 青少年に持たせる機器にはフィルタリング等を設定すること。
各自治体やその他団体でも、さまざまな啓発活動が行われています。
愛知県教育委員会では「保護者と子どものための スマホ・ケータイトラブル読本」を作成し、
入学者説明会などの機会に、高校新1年生の保護者に向けて配付するとしています(参考3)。
東京都青少年・治安対策本部では、青少年が携帯電話・スマートフォンを利用する上での
危険性と留意事項をまとめたチラシを作成し、配布、Web公開しています(参考4)。
情報教育を考える会(はら研)では、ペアレンタルコントロールについて理解し、
保護者が子供と話し合いながら設定できるよう、機器ごとにパンフレットを作成しています(参考5)。
もうすぐスマートフォンなどの購入・機種変更などが多く行われる春の卒業・進学・新入学の時期を迎えます。
子供たちが安全に安心してインターネットを利用できる環境を整えるために、
インターネットに関する知識・技術、情報モラルやコミュニケーション能力を
身に付けることが、大人の責務ともいえるのではないでしょうか。
(参考1)総務省「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」
http://www.soumu.go.jp/main_content/000247066.pdf
(参考2)内閣府「保護者向け普及啓発用リーフレット(平成26年1月版)」
http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/koho/keihatsu/260228/index.html
(参考3)愛知県教育委員会「保護者と子どものための スマホ・ケータイトラブル読本」
http://www.pref.aichi.jp/0000069200.html
(参考4)東京都青少年・治安対策本部「携帯電話・スマホを利用する子供の保護者の皆様へ」
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/seisyounen.html
(参考5)情報教育を考える会(はら研)「ネット安心手順書」
http://www.halab.jp/parcon/download.html