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2015.09.25
OECD「PISAデジタル能力調査の分析」の結果を発表
経済協力開発機構(OECD)は9月15日、PISAデジタル能力調査の分析の結果、
すでに教育におけるICTに大きな投資をした国でさえ、読解力、数的リテラシー、
科学的リテラシーの成績に目立った向上は見られなかったと発表しました。
PISAはOECDが行う国際的な学習到達度調査で、15歳児を対象に読解力、数学的リテラシー、
科学的リテラシーの三分野について、3年ごとに調査を実施しています。
今回初となるデジタル能力調査の分析の結果、教育分野でICTに大きな投資をした国でさえ、
PISA三分野の成績に目立った向上は見られず、学校では上手く技術を取り入れた授業が
十分に行われていないことがわかりました。
OECD教育スキル局長はこの結果を受け、「学校教育制度は、授業の中に
テクノロジーを組み込む、より効果的な方法を見つけ出さなければならない」と述べ、
生徒に21世紀型スキルを身に付けさせるための環境を整えることの重要性を訴えています。
学校で技術利用の潜在性を引き出すためにも新しいアプローチが必要 - OECD
http://www.oecd.org/tokyo/newsroom/new-approach-needed-to-deliver-on-technology-s-potential-inschools-says-oecd-japanese-version.htm