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2019.06.03
文部科学省 小学校プログラミング教育の「取り組み状況」と「研修教材」を公表
文部科学省は、小学校プログラミング教育の
「取り組み状況」と「研修教材」を公表しました。
「取り組み状況」の調査結果では、前年度と比べて以下の2点が大きく変化し、
前年度よりもプログラミング教育の取組が進んでいることがわかりました。
・「授業を実施している」自治体等の増加(2017年度16.1%→2018年度52.0%)
・「特に取り組みをしていない」自治体等の減少(2017年度56.8%→2018年度4.5%)
一方で、大規模な自治体等と比較すると、
小規模な自治体等の方が取り組みが遅れていることがわかりました。
その他に、担当者を配置していない、担当者が教員経験者でない自治体等も
取り組みが遅れている傾向にあることがわかりました。
「研修教材」は、教員がプログラミング教育を行う際に必要となる、
基本的な操作を学ぶために作成されました。
映像教材とテキスト教材で構成され、テキスト教材には
指導案や参考資料など、より詳しい内容がまとめられています。
基本的な操作等に関する教材は、実際にScratchやViscuitを使い、
プログラムを作る流れを動画を観ながら確認できる内容です。
各教材は、下記URLの一覧から確認することができます。
小学校プログラミング教育の全面実施を控え、
研修実施や、学校内や教育委員会内の体制を整えるなど、
自治体の状況に応じて必要な取り組みを行うことが求められています。
▼教育委員会等における小学校プログラミング教育に関する取り組み状況等
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1406307.htm
▼小学校プログラミング教育に関する研修教材
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416408.htm