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2019.12.03
OECD 生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)の結果を公表
経済協力開発機構(OECD)は12月3日、
生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)の結果を公表しました。
世界の15歳児を対象に調査した結果、OECD加盟している37か国中、
日本の国際順位は科学的リテラシーが2位、数学的リテラシーが1位で、
平均得点が高い上位グループに位置していることがわかりました。
一方で、読解力は平均得点が下がり、
2015年調査時の8位から15位に低下したことがわかりました。
今回の調査から、日本の生徒に馴染みのない
Webサイトや投稿文、電子メールなどのデジタルテキスト形式を
使用した問題数が増加したと考えられています。
さらに、日本では学校の授業(国語、数学、理科)で
デジタル機器を利用する時間や、コンピューターを使って
宿題をする頻度がOECD加盟国の中で最下位ということもわかりました。
文部科学省はこれらの課題に対して、
情報活用能力を育成すること、一人一台のコンピューター整備や
学校内全教室の高速かつ大容量の通信ネットワーク整備を
推進することなどを対応策として掲げています。
▼OECD 生徒の学習到達度調査(PISA)
https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/index.html