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2021.06.16
JAPET&CEC「先生と教育行政のためのICT教育環境整備ハンドブック2021」を発行
2021年6月16日、日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)は、
「先生と教育行政のためのICT教育環境整備ハンドブック2021」を発行しました。
2021年版では、GIGAスクール構想による一人1台端末の整備や、
クラウド環境の整備、遠隔教育への活用、
ICT支援員の活用などについて紹介しています。
特に、第4章「ICT環境整備の現状」の
「学校におけるクラウド活用状況」を見ると、
すでに全学校数の過半数が、クラウドによる校務システムを
利用していることがわかります。
授業や指導場面においては、全国419自治体のうち
12.2%がクラウドを利用しているとの結果が出ています。
一方で、クラウドを活用するためには、
利用対象となる業務や取り扱う情報を明確化するなど、
クラウドサービスの導入に向けて必要な検討をすることが大切です。
第3章「情報セキュリティ」では、
「クラウドサービスに関する考え方」について触れ、
各自治体の教育情報セキュリティポリシーの内容が、
クラウドの活用を前提にした内容になっているか見直したり、
各自治体の状況に適しているかを
確認したりすることが大切だとしています。
クラウドサービスは、コスト削減や柔軟なリソースの増減、
自動化された運用による高度な信憑性などのメリットがあり、
正しく判断して活用すれば、学習環境の多様化や教員の働き方改革など、
教育現場の課題を改善するための有力手段となります。
JAPET&CECのホームページには、
ハンドブックのPDFデータが公開されているので、
ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。
▼先生と教育行政のためのICT教育環境整備ハンドブック2021
https://www.japet.or.jp/jo4a70fox-1382/#_1382