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2021.10.31
文部科学省「GIGAスクール構想の実現に向けた端末の利活用等に関する状況(令和3年7月末時点)について(確定値)」を公表
2021年10月、文部科学省は、
「GIGAスクール構想の実現に向けた端末の利活用等に関する状況
(令和3年7月末時点)について(確定値)」を公表しました。
この調査結果は、GIGAスクール構想の実現に向けて、
全国の自治体等の端末の利活用状況をまとめたものです。
調査結果の概要は以下のとおりです。
(1)端末の利活用の開始状況
全国の公立の小学校等の96.2%、中学校等の96.5%が、
「全学年」または「一部の学年」で端末の利活用を開始しました。
(2)端末の整備状況
1,744自治体等(96.2%)が整備済み、68自治体等(3.8%)が、
整備未完了となっています。
なお、義務教育段階における学習者用端末1台当たりの児童・生徒数は、
1.0人という結果になりました。
(令和2年3月1日時点 : 6.6人、令和3年3月1日時点 : 1.3人)
(3)端末の持ち帰りの対応状況(学校数)
平常時の端末の持ち帰り学習実施状況は26.1%、
非常時の端末の持ち帰り学習実施状況は66.5%となっています。
参考情報として、破損・紛失した端末の台数(令和3年4月1日~7月末)は、
19,228台となっています。
この台数は、端末整備台数(9,459,698台)に対する割合の0.2%です。
また、整備済み端末に対するOSごとの割合(台数)は、
Chrome OS が40.0%、Windows が30.9%、iOS が29.1%、その他が0.1%となっており、
Chrome OS が最も多く整備されていることが分かりました。
義務教育段階における学習者用端末1台当たりの児童・生徒数が1.0人となり、
今後はより本格的に、学習用端末の利活用が進む段階に入ることが想定されます。
▼端末利活用状況等の実態調査(令和3年7月末時点)(確定値)
https://www.mext.go.jp/content/20211029-mxt_shuukyo01-000009827_001.pdf
▼GIGAスクール構想の実現に向けた整備・利活用等に関する状況について
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/mext_00921.html