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2022.01.14
文部科学省「GIGAスクール構想における高等学校の学習者用コンピュータ端末 の整備の促進について(通知)」を公表
文部科学省は12月27日、「GIGAスクール構想における高等学校の
学習者用コンピュータ端末の整備の促進について(通知)」を公表しました。
この通知は、児童・生徒が高等学校に進学しても切れ目なく同様の環境で
学ぶことができるように、下記の事項に留意して端末の整備をするように
求めています。
(1)令和3年度補正予算の新型コロナウイルス感染症対応
地方創生臨時交付金は、公費で端末を調達していなくても、
保護者への負担軽減策を行う場合などに同交付金の活用が可能となっている。
そのため、活用する場合は事務手続きに抜け落ちがないように留意すること。
(2)個人端末の一人1台環境を整備する地方公共団体が、
経済的困窮の理由で端末の準備ができない家庭に対し、端末の購入費の補助や
立て替えなどを行っている取り組み事例がある。
このような事例について、今後文部科学省からも情報提供を行う予定。
(3)端末整備の費用の負担を軽減するため、関係省庁と連携しつつ、
関係事業者などと意見交換をしているところ。
今後、有用なサービスなどが提供される場合は、随時情報提供を行う予定。
また、高等学校では、令和4年度から新学習指導要領に基づき、
プログラミングなどについて学ぶ「情報Ⅰ」が共通必修科目となります。
同月24日に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」では、
「高等学校段階の一人1台端末については、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用も含め、
各都道府県における整備状況を国としてフォローアップし、
必要な取組を促す」としています。
これらを踏まえ、高等学校でも一人1台の端末の環境を
早急に整備することが求められています。
▼GIGAスクール構想における高等学校の学習者用コンピュータ端末の整備の促進について(通知)
https://www.mext.go.jp/content/20211228-mxt_shuukyo01-000011648_001.pdf