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2022.07.28
文部科学省「令和4年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料」を公表
文部科学省は、令和4年度4月に実施された
全国学力・学習状況調査の報告書と調査結果をWebで公表しました。
テストとともに実施された質問紙調査から、
「ICTを活用した学習状況」の回答結果を抜粋してご紹介します。
(1)ICTの活用頻度
児童・生徒一人一人に配備されたPC・タブレット等の家庭での利用状況について、
「毎日持ち帰って、毎日利用させている」「毎日持ち帰って、時々利用させている」
「時々持ち帰って、時々利用させている」と回答した小・中学校の割合は、
60%を超えました。
前年度と比べて約40ポイント増加しました。
(2)場面ごとの使用頻度
「教職員と児童・生徒がやりとりする場面」や
「自分の考えをまとめ、発表・表現する場面」の使用については、
「ほぼ毎日」「週3回以上」「週1回以上」と回答した小・中学校の割合は約70%でした。
(3)ICTの活用を推進するための有効な取り組み状況
ICT機器の活用に関する専門スタッフがいるなど、
技術的にサポートできる体制について、
「ある」「どちらかといえば、ある」と回答した小・中学校の割合は約70%でした。
昨年度と比べて約15ポイント増加しました。
(4)用途ごとの活用状況
児童生徒の特性・学習進度等に応じた指導への活用状況について、
「ほぼ毎日」「週3回以上」「週1回以上」と
回答した小学校の割合は約50%、中学校の割合は約35%でした。
文部科学省は、ICT環境の整備・活用を促進するために、
「GIGAスクール運営支援センター」による支援など、
さまざまな取り組みを実施しています。
▼令和4年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料
https://www.nier.go.jp/22chousakekkahoukoku/index.html
▼令和4年度 全国学力・学習状況調査の結果(概要)
https://www.nier.go.jp/22chousakekkahoukoku/22summary.pdf