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2022.10.27
文部科学省「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」を公表
文部科学省は10月27日、「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等
生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」を公表しました。
小・中・高等学校や特別支援学校でのいじめの認知件数は、
61万5,351件で、前年度から9万8,188件(19.0%)増加しました。
特に、小学校は、50万562件で、前年度から7万9,665件(18.9%)増加し、
過去最多となりました。
いじめを認知した学校は、79.9%だった一方、文部科学省は、
認知件数がゼロだった学校は、当該事実を児童・生徒や保護者に公表し、
検証することで認知に漏れがないか確認することと明記しています。
「パソコンや携帯電話等を使ったいじめ」は、
前年度から3,030件(16.0%)増加し、過去最多の2万1,900件でした。
そのうち高等学校が最も多く、2,454件(17.3%)でした。
文部科学省は、SNSなどを使ったいじめは外部から見えにくく、
匿名性が高いため認知されにくい危険性があることを指摘しました。
また、一人1台端末を使ったいじめが発生することにも留意し、
教師が児童・生徒の書き込みを確認できる設定をするなどの対策が必要と提言しています。
▼令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
https://www.mext.go.jp/content/20221021-mxt_jidou02-100002753_1.pdf
https://www.mext.go.jp/content/20221021-mxt_jidou02-100002753_2.pdf
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00003.htm