文部科学省「1人1台端末の利活用促進に向けた取組について（通知）」を公表

文部科学省は11月25日、「1人1台端末の利活用促進に向けた取組について（通知）」を
公表しました。

本通知では、令和4年度全国学力・学習状況調査の結果を基に、
全国の学校での一人1台端末の利活用状況やICT支援員の配備状況にについてまとめ、
各教育委員会に必要な支援や指導を行うよう要請しました。

「教育のICT化に向けた環境整備５か年計画（2018～2022 年度）」では、
ICT支援員を4校に1人配置するよう求められていますが、
全国平均で5.7校に1人という結果にとどまりました。

文部科学省が4月に実施した、全国学力・学習状況調査の結果では、
地域や学校によって一人1台端末の活用状況に大きな差があることが分かりました。

例えば、小学校で、一人1台端末を「ほぼ毎日」活用している学校は、
最も多い地域で78.3％、最も低い地域で22.7％と、
大きな地域差があることが分かりました。

文部科学省は、これらを踏まえ、
教育委員会に対して、一人1台端末の利活用促進のために
必要な指導、助言や支援を行うよう要請しました。

ICT支援員の配置については、教育委員会に対して、
所管の学校にICT支援員を十分に配置するよう依頼をしました。

▼1人1台端末の利活用促進に向けた取組について（通知）
https://www.mext.go.jp/content/20221125-mxt_jogai02-000003278_001.pdf