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  • 2023.03.08

    文部科学省「GIGAスクール構想の下での校務DXについて ~教職員の働きやすさと教育活動の一層の高度化を目指して~」を公表

文部科学省は3月8日、「GIGAスクール構想の下での校務DXについて
〜教職員の働きやすさと教育活動の一層の高度化を目指して〜」を公表しました。

現在の校務情報化の課題や、次世代の校務DXの方向性、
今後取り組むべき施策について取りまとめられています。

現在の校務情報化には、以下のような課題があります。
・校務処理の多くが職員室に限定され、働き方に選択肢が少ない
・紙ベースの業務が主流となっている
・教育委員会ごとにシステムが大きく異なり、人事異動の際の負担が大きい など

これらの課題を踏まえ、次世代の校務DXの方向性を、
「働き方改革」「データ連携」「レジリエンス」の3つの観点から示し、
校務DXの実現には以下の課題解決が必要だとしました。
・校務系、学習系ネットワークの統合
・校務支援システムのクラウド化
・データ連携基盤(ダッシュボード)の創出
・以上を安全安心な形で実装するためのセキュリティの確保

今後取り組むべき施策として、
先進的な取り組みを希望する自治体と意欲的な民間企業との連携を促し、
次世代の校務DXに関するモデルケースの創出などを掲げています。

過渡的な取り組みとして、できるところから校務の情報化を積極的に進め、
教職員の負担軽減などにつなげる必要があるとしています。

例えば、会議資料のペーパーレス化や、クラウドツールを活用して、
保護者への連絡・情報交換を実施することなどが挙げられています。

文部科学省は、校務でのICT活用場面が増えることは、
教職員のICTリテラシーを高められるため、ICTを活用した授業などで
良い効果を与えられるのではないかと考えられるとしています。

▼GIGAスクール構想の下での校務DXについて~教職員の働きやすさと教育活動の一層の高度化を目指して~
https://www.mext.go.jp/content/20230308-mxt_jogai01-000027984_001.pdf

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