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2023.03.09
内閣府「令和4年度 青少年のインターネット利用環境実態調査結果(速報)」公表
内閣府は、「令和4年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」の
調査結果(速報)を公表しました。
満10歳~満17歳までの青少年とその保護者(約6,500人)、
0歳~満9歳の子供と同居する保護者(約2,100人)の回答結果によると、
7歳以上のインターネット利用率は90%を超えていることが分かりました。
平日1日あたりの平均利用時間は、前年度から15分ほど増加し、
低年齢層の子供は約2時間2分、小学生(10歳以上)は約3時間34分、
中学生は約4時間37分、高校生は約5時間45分でした。
また、インターネットを利用している機器を学校種別で見てみると、
以下の機器が上位3位を占めています。
小学生:1.ゲーム機 2.GIGA端末 3.テレビ
中学生:1.スマートフォン 2.GIGA端末 3.ゲーム機
高校生:1.スマートフォン 2.テレビ 3.GIGA端末
GIGA端末(学校から配布・指定されたパソコンやタブレット等)の
インターネット利用率は、どの学校種も前年度から20ポイント以上増加しました。
学校種別で見ると小・中学生は70%、高校生は50%と半数に達しており、
GIGA端末でインターネットを利用する機会が増えていることが分かります。
スマートフォンの専有率は、9歳で39.2%、
10歳では61.4%となり、小学4年生前後に「親と共用」から
「子供専用」になる割合が高い傾向にあります。
同様に10歳を超え、学校種別が上がるにつれて、
インターネットを利用する際の家庭のルールの有無について、
子供と保護者間の認識のギャップが大きくなる傾向も見られました。
学校でも家庭でも、安全にインターネットを利用できるよう、
ルールづくりや適切な使い方の周知に加え、
子供たちと話し合う機会をつくるなどの対応が重要です。
内閣府 令和4年度 ⻘少年のインターネット利⽤環境実態調査調査結果(速報)令和5年2月
https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_torikumi/tyousa/r04/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf