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2023.04.28
文部科学省「教員勤務実態調査(令和4年度)【速報値】」を公表
文部科学省は4月28日、「教員勤務実態調査(令和4年度)【速報値】」を
公表しました。
調査対象は、小学校1,200校、中学校1,200校、高等学校300校に勤める
フルタイムの常勤教員(校長・副校長・教頭・教諭等)です。
教師の1日あたりの平日の在校時間について、小学校は、
教諭が10時間45分、副校長・教頭が11時間45分、校長が10時間23分でした。
中学校は、教諭が11時間1分、副校長・教頭が11時間42分、校長が10時間10分でした。
前回の2016年に実施した調査結果と比較して、平均約25分減少したものの、
依然として長時間勤務が多い実態でした。
小・中学校の教員の業務内容については、「授業(主担当)」、
「朝の業務」が増加し、「学校行事」が減少していることが分かりました。
さらに、小学校では「学習指導の時間」が増加し、「成績処理」「学校経営」の時間が減少、
中学校では「学年・学級経営」「生徒指導(集団)」「部活動・クラブ活動」の時間が
減少していることが分かりました。
実際に、ICTを活用した学習評価や成績処理をしている小学校は97.1%、中学校は96.5%、
学校と保護者間の連絡手段にメールやWebアンケートフォームなどを活用している
小学校は88.3%、中学校は86.7%で、ほぼ全ての小・中学校が、ICTを活用した
負担軽減に取り組んでいます。
なお、数値は速報値であり、令和5年度末頃、確定値に更新される予定です。
▼教員勤務実態調査(令和4年度)【速報値】について
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01232.html