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  • 2023.07.14

    JAPET&CEC「先生と教育行政のためのICT教育環境整備ハンドブック2023」を発行

日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)は、6月1日、
「先生と教育行政のためのICT教育環境整備ハンドブック2023」を発行しました。

本冊子は、ICT教育環境整備計画策定や教員研修で活用できるよう、
主体的・対話的で深い学びの実現を支えるICTの活用方法などについて
まとめています。

2023年度版では、デジタル教科書の動向と活用、一人1台端末の整備・活用状況、
次世代の校務DXの方向性などについて紹介しています。

特に、デジタル教科書については、2024年度に小学5年生から中学3年生の英語で
先行導入されるため、今から動向を把握しておくことが大切です。

第4章「ICT環境整備・活用の現状」では、指導者用デジタル教科書の
全学校種平均の整備率が、令和4年度は、81.4%(昨年度比+14.0ポイント)となり、
年々増加していると伝えています。

特に、小学校と中学校では、約9割の整備率になりました。
現在デジタル教科書の利用率が伸びつつある高等学校でも、
今後は、大きく状況が進展することが予想されます。

一方で、学習者用デジタル教科書の全学校種の平均整備率は、
昨年度よりも約30ポイント大幅に伸びたものの、36.1%にとどまりました。
昨年度の調査では、「意向はあるが整備できていない」と回答している
自治体が多かったため、学校の強い要望が整備につながったと考えられます。
今後は、各教科への普及が課題と思われます。

デジタル教科書は、動画や音声、図形の展開など、
紙の教科書では表現できない情報が多くあります。
そのため、児童・生徒の情報活用能力を育成し、
学びを変える重要な要素の一つとして考えられています。

2022年度~ 2023年度には「デジタル教科書・教材等通信環境調査研究」を、
2023年度からは「学習用デジタル教科書普及促進事業」の予算化を進め、
普及促進に力を入れています。

JAPET&CECのホームページには、
ハンドブックのPDFデータが公開されているので、
ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。

▼先生と教育行政のためのICT教育環境整備ハンドブック2023

ICT教育環境整備ハンドブック2023

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