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2023.10.12
文部科学省「令和4年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」を公表
文部科学省は9月13日、「令和4年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」を
公表しました。
調査対象は、全国の公立学校や、その授業を担当している全教員です。
調査結果によると、高等学校での教育用コンピューター1台当たりの児童・生徒数は、
前年度は、1.4人/台だったのに対し、今年度は、1.0人/台でした。
高等学校での一人1台端末の整備が進んだことが伺える結果になりました。
いずれの校種も、学習者用デジタル教科書の整備率は、
前年度の36.1%から、今年度は87.4%にまで上昇しました。
学校種別にみると、小・中学校は99.1%と整備が進んでいる一方、
高等学校は11.1%、特別支援学校は33.2%にとどまりました。
指導者用デジタル教科書は、前年度の81.4%に対し、
今年度は87.3%でした。
学校種別にみると、小学校は94.3%、中学校は95.1%と整備が進んでいる一方、
高等学校は47.1%、特別支援学校は31.9%にとどまりました。
「教員のICT活用指導力の状況」は、4つの大項目に分類され、
教員の自己評価に基づいて調査されています。
いずれの結果も、前年度より上昇しています。
詳しい結果は以下のとおりです。
・教材研究・指導の準備・評価・校務などにICTを活用する能力
平均88.5%(前年度87.5%)
・授業にICTを活用して指導する能力
平均78.1%(前年度75.3%)
・児童生徒のICT活用を指導する能力
平均79.6%(前年度77.3%)
・情報活用の基盤となる知識や態度について指導する能力
平均86.9%(前年度86.0%)
▼令和4年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_02406.html