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  • 2023.12.14

    OECD「生徒の学習到達度調査2022年調査(PISA2022)」の結果を公表

経済協力開発機構(OECD)は12月5日、
生徒の学習到達度調査2022年調査(PISA2022)の結果を公表しました。

世界の義務教育修了段階の15歳を対象に、
「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の
3分野について、3年ごとに調査を実施しています。

調査の結果、日本の国際順位は、OECD加盟している37カ国中、
数学的リテラシーと科学的リテラシーが1位でした。

前回の2018年調査では、15位だった読解力も、今回は2位に上昇しており、
調査した3分野のいずれも平均得点が高い上位グループに位置していることが分かりました。

各教科のICTの利用頻度は、OECD諸国と比較すると、低い傾向にありました。
特に国語の授業での利用頻度が低く、
「全ての授業またはほとんど全ての授業」「授業の半数以上」と回答したのは、
OECD諸国の平均が27.3%だったのに対し、日本は15.2%にとどまりました。

コンピューターやプログラミングへの興味・関心は、OECD諸国の平均並みでした。
しかし、プログラムの作成や、コンピュータートラブルの対応に関する自信は、
OECD諸国と比較して低い結果となりました。

文部科学省は、これらの課題を踏まえ、GIGA StuDXチームによるICTを活用した
学習指導等の支援活動の充実や、プログラミング教育の充実など、
GIGAスクール構想や情報教育のさらなる推進を図る方針です。

▼OECD生徒の学習到達度調査 PISA2022のポイント
https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2022/01_point.pdf

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