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  • 2024.01.11

    文部科学省「令和6年度予算(案)のポイント」を公表

文部科学省は12月22日、「令和6年度予算(案)のポイント」を公表しました。

文部科学省所管の予算案の総額は、5兆3,384億円です。

GIGAスクール構想の着実な推進と学校DXの加速化には、約40億円が計上されており、
以下の内容が盛り込まれていました。

1.GIGAスクール運営支援センターの機能強化(5億円)
自治体格差を解消するため、令和5年度~6年度を集中推進期間とし、
ヘルプデスクの運営やサポート対応などを行う。
補助事業は、令和6年度までを予定している。

2.GIGAスクールにおける学びの充実(3億円)
端末の活用状況を把握・分析するとともに、日常授業の改善を中心とする効果的な実践例を
創出、モデル化する。都道府県の域内で校種を超えて展開し、端末更新期を迎える前に、
全ての学校でICTの普段使いによる教育活動の高度化を実現する。

3.次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進(1億円)
生成AIの利用が急速に普及する中、教育の質の向上を図る。
学校が抱えている教育課題の解決に向け、メタバースなどの利活用について、実証研究を行う。
さらに、教育活用に関する先端技術の諸外国の動向調査を行い、事業者・学校設置者の
技術開発・導入検討を促す。

4.次世代の校務デジタル化推進実証事業(3億円)
ほとんどの学校は校務用端末が職員室に固定されているため、教育DXの阻害要因になっている。
これを踏まえ、課題を解決するモデルケースを創出するため、
令和5年度に引き続き次世代の校務のデジタル化モデル実証研究を行う。

5.学習者用デジタル教科書の導入(17億円)
令和6年度から、全ての小・中学校を対象に、英語のデジタル教科書を導入する。
その次に現場のニーズが高い算数・数学を、一部の小学校5年生~中学校3年生を対象に、
導入する予定。

5.教育DXを支える基盤的ツールの整備・活用(9億円)
文部科学省は、教育DXによる学びの環境を実現するために、
教育データ利活用に必要な知見や成果を共有できる基盤的なツールを整備する。
MEXCBTの活用推進を促し、令和6年度の全国学力・学習状況調査の
生徒質問調査などで活用予定。

6.教育データサイエンス推進事業(1億円)
更なる教育の質の向上を図るため、教育データを効果的に収集・分析し、
その結果の活用を促進するための環境整備が求められている。
国立教育政策研究所教育データサイエンスセンターを、教育データ分析・研究、
成果共有の拠点として、教育データや取り組みを共有するための基盤整備、
教育データ分析・研究の推進を実施する。

▼令和6年度予算(案)のポイント
https://www.mext.go.jp/content/20231222-ope_dev03-000031627_1.pdf

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