-
2024.03.14
文部科学省「児童生徒の自殺予防に係る取組について(通知)」を公表
文部科学省は2月27日、「児童生徒の自殺予防に係る取組について(通知)」
を公表しました。
本通知では、児童・生徒の自殺は学校の長期休業明けに増加する傾向があることを踏まえ、
学校・自治体と保護者、地域住民、関係機関等が連携のうえ、児童・生徒の自殺予防に
取り組むよう強く求めています。
警察庁・厚生労働省の自殺統計によると、
令和5年の児童・生徒の自殺者数は507人でした。
学校では、長期休業前からICTツールを活用しつつアンケート調査、
教育相談等を実施するとともに、一人一人に対して面談を行うなど、
悩みや困難を抱える児童・生徒の早期発見に努める必要があるとしています。
また、「SOSの出し方に関する教育」を含めた自殺予防教育を実施するなどにより、
児童・生徒自身が心の危機に気づき、安心してSOSを出せる環境の整備を求めました。
インターネット上で自殺をほのめかすなどの書き込みを発見することも、有効な策です。
長期休業明けの前後は、平常時よりもネットパトロールを強化し、自殺をほのめかすなどの
書き込みを発見した場合は、即時に警察へ連絡・相談することを要請しています。
▼児童生徒の自殺予防に係る取組について(通知)
https://www.mext.go.jp/content/20240227-mxt_jidou02-000034230-000.pdf