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  • 2024.08.08

    文部科学省「令和6年度全国学力・学習状況調査の報告書・集計結果について」を公表

文部科学省は7月29日、令和6年4月18日に実施された
全国学力・学習状況調査の報告書と調査結果をWebで公表しました。

全国学力・学習状況調査では、学力や学習状況を把握・分析し、
教育施策の成果と課題を検証するとともに、
学校の学習指導や学習状況の改善に役立てることを目的としています。

テストとともに実施された質問紙調査から、回答結果を抜粋してご紹介します。

調査結果によると、教科に関する調査の全国(国公私立)の
小学校6年生の国語の平均正答率は67.8%となり、
前年度の67.4%からわずかに上昇しました。
同じく小学校6年生の算数では、平均正答率が63.6%となり、
前年度の62.7%から改善が見られました。
基礎的な計算力に加え、応用力の向上も確認されました。

一方、中学校3年生の国語については、平均正答率が58.4%となり、
前年度の70.1%から大幅に減少しました。
数学の平均正答率は53.0%となり、前年の51.4%から改善が見られました。

教科ごとの調査結果のポイントとして、
国語では小・中学校ともに効果的な資質・能力の育成のため、
記録、要約、説明、論述、話し合いといった言語活動を工夫することが
重要と分析結果が出ています。

課題の解決に向けて自分から取り組んだなど、
主体的・対話的で深い学びをしたと考える児童・生徒ほど、
各教科の正答率が高い結果となりました。

さらに、ICT機器の活用については、小学校で93.3%(前年比3ポイント増)、
中学校で90.8%(前年比4ポイント増)が「ほぼ毎日」
または「週3回以上」使用していると回答しました。
分からないことをすぐに調べられ、学習内容が理解しやすいなど、
約9割の児童・生徒がICT機器の効果を実感しているそうです。

文部科学省は、GIGAスクール構想のさらなる推進のために、
端末の着実な更新や学校のネットワークの改善など、
さまざまな取り組みを実施しています。

▼令和6年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/1419141_00004.htm

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