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  • 2024.12.12

    文部科学省「令和6年度文部科学省補正予算案(案)」を公表

文部科学省は11月29日、「令和6年度文部科学省補正予算案(案)」を公表しました。

この補正予算案には、教育の質向上や教職員の働き方改革を目的とした
学びの環境整備に向けた施策が盛り込まれています。

主な取り組みの一つとして、「GIGAスクール構想支援体制整備事業」が挙げられ、
60億円が計上されています。

この事業では、次世代校務DX環境の整備を進めるため、
校務支援システムのクラウド化やネットワーク統合に必要な初期費用を支援します。
また、都道府県単位での共同調達を前提とした基盤整備を推進し、
働き方改革や学習系・校務系データの連携などを実現するための環境を整えます。

さらに、一人1台端末の日常的な利活用などが進むなか、
同時に多数の端末を高頻度で活用することを想定し、
「当面の推奨帯域」が設定されました。
しかし、現在この基準を満たしていない学校が約8割にのぼり、
通信環境の改善が課題とされています。

この現状を受け、ネットワークアセスメントの徹底や通信環境の改善が急務となっています。

一方で、教育課題の解決に向け、生成AIの活用が進んでいます。
教育や校務での活用事例も生まれつつあり、
自治体での実証研究を推進するために、6億円が計上されています。

子供の学びの充実や教職員の働き方改革を実現するためには、
以下の取り組みが必要としています。

・教育分野に特化した生成AIモデルやサービスの実証実験の推進
・生成AIの活用に伴うリスクへの対応(例:ガイドラインの遵守、
セキュアな環境下での活用)を考慮した先進的な取り組み

これらを通じて、好事例や留意事項を整理・発信することにより、
教育現場における効果や適切な生成AIの利活用の実現が求められています。

▼令和6年度文部科学省関係補正予算(案)事業別資料集
https://www.mext.go.jp/content/20241129-ope_dev02-000031627_2.pdf

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