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  • 2025.06.12

    政府「教育DXロードマップ(案)」を公表

政府は5月15日、「教育DXロードマップ(案)」を公表しました。

本ロードマップは、2022年1月に策定された、
『教育データ利活用ロードマップ』を基に作成されました。

過去3年間の成果と課題、さらには生成AIなどの技術の進展を踏まえた、
今後3〜5年間に必要な取り組みがより具体的に示されています。

なお、国は引き続き、個人の教育データを一元的に管理せず、
学習者や教師等が、各自治体等で分散管理されているデータを
利活用できるよう、必要な取り組みを進めていく方針です。

加えて、2040年以降の社会を見据えた教育政策の方向性を示すものであり、
持続可能な社会の創り手を育成し、
日本社会に根差したウェルビーイングの向上を目指すとしています。

こうした方向性のもと、教育DXのミッションとビジョンが掲げられています。
教育DXのミッションは、「誰もが、いつでもどこからでも、誰とでも、
自分らしく学べる社会」の実現です。
ビジョンは、「学ぶ人のために、あらゆるリソースを届けること」が
掲げられています。

これらを踏まえ、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化の実現に向けた
指針となる内容です。

今回の「教育DXロードマップ(案)」の改定では、
次の三つのポイントが挙げられます。

・ビジョンの策定
教師やツール、データを学習者のために活用する方針が示されました。
教師の負担を軽減するためには、「12のやめることリスト(デジタルに変えること)」を整理し、
具体的な改革の方向性を明らかにしています。

・技術の進展への対応
急速に進化する生成AIに対しては、
学校の働き方改革や学びの質の向上に効果的に活用していく方針が明記されました。

・デジタル公共インフラの整備

教育分野における認証基盤の在り方についての検討が進められており、
自治体間の連携強化や個人起点のデータ活用を視野に入れた取り組みを推進しています。

こうした取り組みの実現に向けては、
教育委員会や学校に対して標準規格に準拠したサービスの
積極的な導入と活用が求められています。

▼教育DXロードマップ(案)
https://x.gd/wzlpn

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