2015.01.15
【情報モラル教育の手引き】 情報通信機器・ネットワーク使用上の情報モラル
コンピュータをネットワークに繋げることのリスクをあらためて考え、
セキュリティや情報モラルへの意識を持つことが大切です。
(1) ガイドライン・規定の遵守
地域の情報ネットワークなどで定められたガイドラインや、
運用規定の遵守が必要です。学校の場合は、教育委員会が定めた規定や、
学校で策定したガイドラインを遵守しましょう。
そのほか、個人情報保護条例などの地域の決まりにも留意が必要です。
まずはルールを守ることから始めましょう。
規定やガイドラインは、読まれていますか。
(2) セキィリティへの配慮
自分のコンピュータがウイルスに感染したことに気付かず、
メールを送信するなどして相手のコンピュータを感染させてしまった場合、
あなたは加害者になってしまいます。
被害者でありながら加害者となってしまうことを避けるためにも、
常に最新の状態にしたウイルス対策ソフトを使用するなどの対策を講じましょう。
不正アクセスやスパイウェアなどの被害を防止するために、
セキィリティに関しての知識や情報を得るように意識し、
セキュリティを保つ運用を心掛けましょう。
(3) 犯罪に巻き込まれないための対応
銀行の偽サイトでパスワードを盗まれたというようなニュースを
聞いたことがあるかと思います。「自分は大丈夫」ではなく、
常に確認する(疑ってみる)習慣を付けましょう。
通常の生活では出会うことのない犯罪者や犯罪組織に、
ネット上ではいつ遭遇してもおかしくないことを認識しましょう。
役所やシステム会社、カード会社の担当者だと言って詐称するなど、
さまざまな手法でパスワードなどの秘密の情報を盗もうとする人や組織が
あることを意識して、むやみに漏らさない態度が求められます。
あなた個人の1台のコンピュータであっても、ネットワークに繋がっていれば、
そこから思いもよらない被害が発生する危険があることを意識しましょう。
ISEN副委員長 井上
株式会社JMC
APPLIC(一般財団法人全国地域情報化推進協会) テクニカルアドバイザー。
校務情報化や情報モラルに精通し、文部科学省や総務省の委員会や委託事業にも参画している。