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2017.05.12

青少年のインターネット利用環境実態調査(2)

前回、高校生の5人に一人は1日に5時間以上インターネットを利用している
という結果等をお知らせしましたが、保護者にも同様の調査をしています。

保護者の97.4%は、何らかの機器を使ってインターネットを使っていました。
接続機器(複数回答)は、スマートフォンが81.3%で最も多く、
ノートパソコン49.0%、タブレット27.1%、デスクトップパソコン22.6%
となっており、携帯電話は17.2%となっています。
インターネット接続テレビも12.3%使われていました。

保護者のスマートフォン利用者のインターネット利用率を学校種別にみると、
小学生の保護者98.4%、中学校の保護者98.2%、高校生の保護者が98.9%で
大きな差はありませんでした。

保護者の平日1日あたりのインターネット利用時間は平均2時間12.6分で、
2時間以上は40.8%、2時間以上3時間未満は18.2%、5時間以上は8.6%でした。

家庭で子供が使うインターネット接続機器へのフィルタリング使用に関する
質問では、スマートフォンは44.6%が使っていると回答しました。
ノートパソコンは13.4%、タブレットは21.1%、デスクトップパソコンは14.9%
という結果でした。パソコン系は親子共有の可能性が高く、
フィルタリングの使用率が低いと考えられます。
スマートフォンでも半分に満たないフィルタリング使用率は、
子供たちの安全面を考えると気になるところです。

内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査」
http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/net-jittai_list.html

ISEN副委員長 井上

株式会社JMC
APPLIC(一般財団法人全国地域情報化推進協会) テクニカルアドバイザー。
校務情報化や情報モラルに精通し、文部科学省や総務省の委員会や委託事業にも参画している。

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