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学校ICT 専門家・研究者のコラム

2018.11.08

文部科学省が後援する「学校情報化認定」とは?

日本教育工学協会(JAET)は、2014年度から、
教育の情報化の推進を支援するために、積極的・総合的に情報化に取り組み、
情報化によって教育の質の向上を実現している学校を「学校情報化優良校」として
認定する事業を行っています。
文部科学省が後援しており、ISENはこの取り組みに運営協力しております。

学校情報化診断システムを活用して、情報化の状況を学校に自己評価していただき、
総合的に情報化を進めた学校(小学校、中学校、高等学校)を認定するものです。
認定に当たっては、以下の基準を満たした上で、
指定されたエビデンス(自己評価の裏付けとなる各種情報・資料)を
すべて入力した学校を対象に、学校情報化認定委員会が審査して認定します。
◆学校情報化チェックリストのすべての項目の平均が2以上であること
◆各項目のレベルが1以上(0の項目がないこと)
学校情報化認定委員会のメンバーは、宮崎大学の新地辰朗教授を委員長とし、
著名な先生方が名を連ねていらっしゃいます。

また、学校情報化優良校として認定された学校のうち、
「教科指導におけるICT活用」「情報教育」「校務の情報化」の
いずれかのカテゴリにおいて、特に優れた先進的な取り組みを行っている学校を
「学校情報化先進校」として表彰しています。

学校情報化認定に取り組んだ学校様にとっては、
学校情報化チェックリスト・診断システムを活用することで、
以下のようなメリットが生まれています。
・自己評価を行うことで、情報化の進捗状況を把握することができる。
・チェックしていく過程で、自校の強み、足りない部分を確認でき、
 今後の努力目標が明確になる。
・診断システムから得られた自己診断レベルの数値は、
 情報化の取組の必要を説く際の、客観的な論拠となる。
・教職員全員で教育の情報化を見直す機会となる。

また、優良校や先進校の認定を受けた学校からは、
以下のような声が寄せられています。
・情報化の状況を客観的に把握でき、教育委員会や地域、保護者への
 アピールが可能となった。
・自校職員にも、自校の情報化の現状をきちんと理解させるきっかけとなる。
・学校全体の情報化を、総合的に進めることができる。
・これまでの教職員の努力を証明できる。
・先進的な学校づくりに取り組む教職員への信頼が高まる。

皆さんの学校でも学校情報化認定を検討してみませんか?
11月9日(金)、10日(土)に神奈川県川崎市で開催される
全日本教育工学研究協議会全国大会で、学校情報化先進校の表彰式が行われます。
お時間のある方は足を運んでみてください。

学校情報化認定Webページ
http://www.jaet.jp/katudou/nintei/index.html
全日本教育工学研究協議会全国大会 川崎大会
http://www.jaet.jp/convention/2018/index.html

ISEN副委員長 井上

株式会社JMC
APPLIC(一般財団法人全国地域情報化推進協会) テクニカルアドバイザー。
校務情報化や情報モラルに精通し、文部科学省や総務省の委員会や委託事業にも参画している。

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